ポリッシャーの選びの10の目
ポリッシャーにもメーカー、大きさ、タイプ、オプション、、、
さまざまな種類がございます。
「どれを選べばいいのかわからない…」という方へ、少しお手伝いさせていただきます。
1.使用場所から大きさを選ぶ
使用目的や場所によっておススメの大きさがございます。(*) 1インチ≒2.5cm
●50平米(学校の教室くらいの広さ)の現場で使用
12インチのポリッシャーがおすすめです。
12インチが一般的な大きさです。ただし、物がたくさん置いてあり、
作業にあたって、移動することも出来ないような障害物がある場合は、
8インチでも良さそうです。
●広い廊下やホールがある現場
14インチのポリッシャーがおすすめです。
工場やホール、大きな施設などでよく使われている業務用の大きさです。
同じく作業にあたって、移動することも出来ないような障害物がある場合は、
12インチでも良さそうです。
●小規模店舗、自宅など
12インチ〜8インチがおすすめです。
収納場所の制約で8型を選ばれる方も多いです。
また、階段を清掃する場合は8型伸縮タイプになります。(幅の制限があるため)

14インチ 12インチ 8インチ
2.洗浄力で選ぶ
ポリッシャーの洗浄力は(一概には言えませんが)ポリッシャー本体の重さで決まります。
大きいポリッシャーほど洗浄力は上がります。
ですので、14型が洗浄力が高く、8型は小さいので、洗浄力は低め目です。
3.ご使用される方を考慮する
作業に慣れると、どなたでも制約なしに床面清掃できるのがポリッシャーですが、
はやり専門の機材ですので、慣れるまでは練習が必要です。(コツが要ります)
大きかったり回転数が速いと振られやすく、扱いが難しいです。小さいとその分簡単です。
また、本体を持ち上げて移動する必要がある場合、大きいサイズは重いです。
14型で30kg強、12型で30kg、8型でも20kgほどございます。現場に階段などがある場合は考慮してください。
4.初心者の方、ご高齢の方、作業にご不安な方向けのポリッシャー
ツーブラシのポリッシャーは振られることなく、簡単に安定した作業ができます。
軽めのポリッシャーですが、通常のポリッシャーよりは作業はしやすいです。
振られないポリッシャー「セーフティポリッシャー」
5.高速・超高速・密閉とは
●高速タイプは、回転が早い→作業時間短縮というメリットがございます。
ただし、ただしカーペットや摩擦の高い床面・剥離作業ではモーターに負担がかかるので使用できません。
またハードフロアであっても使用時に摩擦を感じるパッドやブラシは使用できません。
ワイヤーブラシ・タイネックスブラシ・重しなどは使用できません。
また速度が上がるほど本体がぶれやすいので、初心者の方の操作が難しくなります。
●超高速タイプはさらに回転が速いタイプです。そのぶん左右にふられたり、本体がブレやすくなる
というデメリットもございます。
●密閉タイプは防滴タイプという意味です。ポリッシャーは電気製品ですので、水がかかったり、
入り込んだりすると故障してしまいます。
防滴タイプは水が入り込みやすいポリッシャーの隙間を接着し密閉しているタイプです。
ただし完全防水ではございません。密閉タイプであっても、水にはご注意ください。

上皿が密閉されています。(参考写真:8インチ密閉タイプ)
6.デッドマンハンドル・スライド式・伸縮タイプとは?
●デッドマンハンドルとはレバースイッチのことです。
ポリッシャーの電源の入切スイッチが真ん中にあるものを「センタースイッチ」
自転車のブレーキのような形でハンドル部分から出てるレバーを握るとスイッチが入り、
離すとポリッシャーが止まるものを「レバースイッチ」または「デッドマンハンドル」といいます。
 |
 |
センタースイッチ |
レバースイッチ(参考写真はタンク付) |
※レバースイッチの場合のセフティロック
 |
- 右手側ハンドル【1】を握り、指3〜4本を
レバー【2】に軽くかけます
- 人差し指でロック板【3】を左に押し込みながら
他の指で【2】を引き上げるようにしてください
- ロックが解除され【2】が引き上げられると
電源が入って始動します
【3】から指を離してもその位置に固定されます
- 指を【2】から離すと下方に戻り電源が切れて
停止します
【3】は自動で右に戻り、【2】をロックします
|
●ポリッシャーのハンドルを上下し、角度を調節する際、足で踏んで調節できるものを
「ペダル式」(3段階〜2段階で一定の場所で止まります)、手でスライドさせるものを
「スライド式」(自由な角度に調節できます)といいます。
 |

|
スライド式 |
ペダル式 |
●自動車などでポリッシャーを移動する場合にあると便利な「伸縮ハンドル」は
ポリッシャーのハンドルの高さが伸び縮みします。

コンパクトになるので収納時に便利♪
7.タンクの有無
タンクには希釈した洗剤水を入れます。
タンクレバーを握ると洗剤を出しながらポリッシャーを回すことができます。
その際はポリッシャー用洗剤(汚れ分解に即効性がある洗剤)を使用します。
タンクないいけないというわけではございません。あると便利です。
タンクがない場合はあらかじめ、モップやじょうろなどで、洗剤を散布してください。

8.メーカーの違い
弊店の取り扱いポリッシャーで、大別すると
「アマノ武蔵」「コンドル」「リンレイ」「ペンギンニルフィスク」がございます。
「アマノ武蔵」は国内製でアマノ武蔵電機株式会社製造です。
「コンドル」は山崎産業株式会社が販売元です。部品などは丸林製です。
「リンレイ」は弊店ではセーフティポリッシャーのみ取り扱いです。リンレイが販売元です。
「ニルフィスク」は弊店ではイノベーターのみ取り扱いです。トルク切り替えができるタイプです。
トルクの切りかえで「高速」「標準」が切り替えられる「イノベーター」
9. 3ツ爪・4ツ爪の違い
特にどちらが良いというわけではございません。
弊店のポリッシャーは特にご指定がない限り、4ツ爪タイプです。

10.使用できるコンセント
家庭用100V電源で使用できるタイプがほとんどですが、
密閉タイプは3ツ又コンセントですので、ご注意ください。
消費電力が1,000Wを超えますので、同時に他の電気製品を動かす場合は
コンセント容量にもご注意ください。

密閉タイプにはアースがついて、三又コンセントになります
--------------------------------------------
「初心者でも使えるか」「女性・高齢者や力の弱い方でも使えるか」といったご相談もいただきます。
小柄な女性が大きなポリッシャーを使いこなしている業者様もたくさんいらっしゃいます。
ただし、みなさん練習し、徐々に慣れていった方だと思います。
ポリッシャー操作は力任せではありません。
初めは、広い場所で、ポリッシャーに慣れていくために練習が必要です。
スイッチを入れてすぐは、ポリッシャーが思うように操作できずに驚かれるかとおもいますが、
ハンドルを腰の位置まで下げ、ポリッシャーがその場にとどまるようにする練習をしてください。
万が一ポリッシャーが暴れてしまったら、コンセントからプラグを抜いて止めてください。
練習されるときは二人一組で、一方はポリッシャー操作、もう一方はコンセントをいつでも抜けるように
待機してください。
|